こんにちは。保育士7年目になってしまったうにです。
今回は、新卒で保育補助になった当時の体験談をお話ししようと思います。
はじめに|資格がなくても、前に進める、、!
私は医療事務科の専門学校を卒業後、保育資格を持たずに新卒の保育補助として保育園で働き始めました。他の新卒保育士とはちょっと違うスタートで「資格がないのに本当に大丈夫かな、、、?」と不安を感じていた1年目でした。
まわりの同期は保育の専門学校や短大を卒業し、資格を取ってから現場に出ていました。そんな中、自分だけ資格も知識も足りていないような気がしていました。
でも実は、専門学生時代に「少しでも現場に慣れておきたい」と思い、1年間こども園でアルバイトをしていたんです。子どもと関わることは大好きでしたし現場の空気に触れられたのはとても大きな経験でした。
それでも、社員として保育の責任を持つ立場になると、想像以上に大変でした。
毎日が初めての連続で、必死に食いつくような日々を送っていました。
無資格という不安と焦り
入社当時、私の一番の悩みは『無資格であること』でした。
- 資格がないのに自分がここにいていいのか
- 今、先輩に質問をしたら迷惑になるかもしれない
- 無資格だから対人数のカウントができない、、。
- 周りに迷惑をかけたくない
そんな思いで、自分の中に抱え込むことも多かったです。
でも、そんな中で私が続けていたことが2つあります。
どちらも地道な作業でしたが、少しずつ子どもの変化に気づけるようになったり先輩保育士からも「毎日、メモしてえらいね!」など褒めてもらったのが嬉しく今でも覚えています。
これを繰り返すことで「昨日よりもちょっとできたかも」と自信に繋がる瞬間がありました。小さな積み重ねが、少しずつ自信になっていきました。

初めての担任は1歳児クラス
私が新卒の時に担当をしたのは1歳児クラスでした。
まだ言葉でのやり取りが難しく、感情表現も激しい時期。
とても可愛くて大好きな時期ですが、戸惑うこともたくさんありました。
例えばこんな場面、、、
- 給食をなかなか食べてくれない。
- 食器を押す。食材を床に投げつける。
- 寝かしつけをしてもなかなか眠ってくれず、抱っこをしすぎて腰を痛める。
ある子はほぼうつ伏せの姿勢でしか眠ってくれず、何度も仰向けに直しては起こしてしまうを繰り返していました。
別の子は抱っこで眠った後に布団(コット)に移そうとするも、頭や手足にセンサーがあって下ろそうとした時に大号泣、、、なんてことも多々ありました。
『この子にとっての安心ってなんだろう?』
そう考えながら、ひとつひとつの関わりを積み重ねていく毎日でした。
睡眠を大切にしていたのに体調を崩してしまった
保育士1年目は、心も体も本当に疲れます。
私は当時、毎日10時間近く寝ていたんです。
それでも風邪を引いてしまって数日間お休みをもらったことがありました。
「まだ、入ったばかりなのにごめんなさい、、、。」と、自己嫌悪でいっぱいになったのを覚えています。
でも今ならわかることがあります。
新しい環境で常に気を張っている状態は、想像以上に体力を使うことなんだな、、と。
ちゃんと寝ていても、心が休まっていないと、体は疲れていくんですね。
1年目の自分にアドバイスをするなら「もっと自分に優しくして良かったんだよ。」と伝えてあげたいです。
覚えることが多すぎて、頭がパンクしそうだった
保育の仕事は本当に覚えることが多いですよね。
日頃のお掃除から1日の流れや月案・週案・日誌・ヒヤリハットの記入、連絡帳の書き方、そして保護者対応に行事準備、、。いや、思いつくだけ文字起こししましたが多すぎです。笑
1日があっという間に終わっていくのに、やることが山のようにありました。
それでも私は
- 子どもの様子を休憩中や帰宅後にノートにまとめる
- 先輩保育士の声掛けをこっそりメモする
- 帰宅後、最低1時間は保育士試験の勉強をする
そんな風に、できることを毎日一つずつ積み重ねていきました。
それでも完璧にはできませんでした。
だけど、今になって思うのは、、、
優先順位をつけること、明日に回すこと、誰かに相談すること。
『助けてもらいながら働く』ことも立派な力だと思うんです。
私は7年経っても完璧にやろうとして心が定期的に壊れていますが、、、笑
根本の性格はなかなか変わらない、、、。(涙)
さいごに|1年目のあなたに伝えたいこと
保育士1年目って、本当にしんどい時があります。
資格があってもなくても、悩みや不安は誰にでもあると思います。
でも、「子どもと向き合いたい」という気持ちがあれば、それはもう立派な保育士のスタートです。
私は今、7年目になりました。
毎年いろんな壁があるけれど、1年目の私が踏ん張ってくれたからこそ、今の私がいます。
きっと、数年後のあなたが、今のあなたに「ありがとう」と言ってくれる日が来るはずです。
どうか焦らずに、自分のペースで前に進んでくださいね。
おわりに|この記事が誰かの励みになりますように
ここまで読んでくださってありがとうございます。
この経験が、今頑張っている誰かの背中をちょっとでも押せたら嬉しいです。
